友人の結婚式に行ってきました。
三次会まで。楽しかったー!
新しく出来た友人一人、懐かしい友人一人。
いいことだ。みんなが二人を祝うために集まって馬鹿騒ぎ。
式もとても宜しかったです。感動的な音楽、うっかり泣かせにかかってくる過去の写真達、バルーンクラッシュ、友人からの余興、美味しい食事。
そして。
式の途中で突如始まった、マグロの解体ショー。
マグロの解体。
結婚披露宴にこれほど相応しくない言葉…というか これほど、突拍子も無い言葉もあまりない気がする。
アナウンスに愕然としながら振り返ったら、そこには立派なマグロ様が一匹、首に可愛いリボンをつけてまな板の上に横たわっていらっしゃいました…。
そしてその後ろで勇ましく包丁を構える、なんつーか、板さんみたいな人。
解体後。
しばらく歓談の後、先ほどのマグロが船盛りで登場し、美味しく頂きました。
いやぁ、感動と美味しさを有難う(笑)。
しかし新婦のカクテルドレス?が、滅茶苦茶可愛かった。初めて観るタイプだった。
いいな、アレ、私も着てみたいな。
二次会。
ビンゴゲーム勃発。まぁ、定番ですな。
商品が豪華だったんですよ。イオンドライヤー、メモカつき有名デジカメ、ディズニーペアチケット、有名チョコレート、そして、DS。
DS欲しい!
しかし、それらの豪華商品は、そう簡単には手に入らない。
ビンゴすると、ダーツの矢を渡される。ダーツの的に豪華商品が書いてあり、当たったらそれを貰え、それ以外だったら「はずれ」としてくじを引き、「そこそこの商品」を貰える。
ビンゴ、そしてダーツの二重のチャレンジとなっているわけです。
レッツビンゴ!!同じ机の男友達と「アレは俺が貰う」「いいや、私のだ」と言い合いながら番号を睨みつける。
でもね、私のビンゴの運の悪さは、もう、最高ですわ。
知ってる。私、ビンゴととても相性悪いの。
忘れもしない、人生で一度だけビンゴで輝いた瞬間。
……何月だったかは忘れたけど(おい)、某オンリーでの武将ビンゴで二番目だか三番目だかにビンゴり、大吟醸「雑賀孫市」を頂いたあの日は、私のビンゴ人生の中で一番輝いていた。
もともと全く無かったビンゴ運だけど、これから先一生分のビンゴ運も、そこで使い切ったと信じている。
とにかくビンゴしないんだ。しても、商品はもう残っていないんだ。
数字が読み上げられる。
15個目くらいの数字でようやく、一つ目の穴が開く自分のビンゴシートの恨めしさよ。
ようやくビンゴで手を上げた頃には、既に20人近くがダーツチャレンジを終えておりました。
ディズニーやデジカメはあらかた奪われて、残っているのはチョコとDS。
矢を受け取って的の前に立って、席からは見えなかった的を正面から見て、思った。
無理だ。
完全に無理だ。
DSは特に難易度が高いらしく、的の一番中心、あのちーさい○に、投げ位置からでは目視できないほど小さい字で「DS」と書いてありました。うぉお。
とりあえず、無理だと思いながら的に向かい、無理だと思いながら構えて、無理だと思いながら投げました。
…………無理だった。
まぁ、人生そう上手くはいかないよな。
神太に与えられた「そこそこの素敵な商品」は、二次会のお店の1000円お食事券、でした。
席に戻ると近くの席の男友達が、グッ○さんのデザインした料理グッズである、カエル型のフライ返しを握り締めてうな垂れている。
「ねえ、この店ウチから遠いし多分来ないから、この券とそれ、とっかえない?」
「俺もそうそう来ないけどな…でも料理もしないから、いいか」
――神太は 1000円食事券と フライ返しを 交換した
そうこうしているうちにビンゴは終了。チョコとDSはどうやら残ってしまったらしい。司会者が叫びます。「商品を貰っていない人は立って下さい~。今から、残りの商品をかけて、○×クイズを開催します!」
まぁ、一応我らは商品を既に貰っているわけで。
関係ないということで雑談しながら飯に集中。「二人の初キスは、車の中であるー!」の問題に、同じテーブルの他の男友人が×の手の形のまま崩れ落ちるのを無視しつつほおばる餃子。美味いなコレ!(二次会は何故か、某中華料理店で行われていた)
「DSはこちらの方がゲットされましたー!」
響く声にようやく振り返れば、どこかのおにーさんがDSを渡されつつ苦笑いをしてらっしゃいました。くそう、いつか買ってやるから待ってろー!と心中で叫びつつ、拍手をする神太。
しかし。
そこで急展開。
そのおにーさんはどうやら、全くゲームをやらない人間だったのか、それともDSを既に持っていたのか。
司会者となにやら相談を開始し、突如、そのDSをオークション方式で他の人間に譲る事に。
「まずは500円からー!」
えー……勿論、手を上げましたよ。
最終的に、×千円まで値をつりあげつつ(一応伏せておくが、正規の半額以下です。
モノがモノな所為か、その騒ぎに挙手をする人自体が10人ほどでしたが、その辺でストップ。
「よし、そこのお嬢さん、決定!!」「わーい!!」
――神太は DSを 手に入れた
財布を持っておにーさんの所に駆け寄ったら、「お金は新婦に上げてくれ」と言い捨ててかっこよく去っていかれてしまい、私の手にはDSの箱と財布が残り。
次のゲームが始まるので一応席に戻ったが、流石にこれは得をしすぎな気がする。
微妙に後味が悪いぞ。(こっちとしてはココまで来たら、おにーさんに×千円、新婦に×千円、つまりは競り落とし金額の倍払ってもいいくらいの得だ)
しかし、金は受け取ってもらえない。
そして、少し困ってカバンを見ると。
「……あの……さっきは、DS、有難うございました。で、お礼したいんですが」
「いやいや、お金は新婦にでも」
「いや、せめてこれだけでも」
――神太は カエルのフライ返しを 差し出した
――おにーさんは 受け取った
そんなこんなで究極のわらしべ長者・神太です。
DSは晴れて私のものです。
カエルのフライ返しをくれた男友達は「お、俺のカエル……!」と叫んでいましたが、はっはっは、貰った時点で私のものだ!お前は大人しく千円分お食事を楽しむんだな!!!
…新婦から先ほど「話は聞いたけど、お金はいいからDS貰ってねv」というメールが来ましたので、数回ご飯を奢って、ありがたく頂く事にします。
商品説明のところで、「なんとこの10月に出たばかりの新色!」とか言ってたので、新しいんだろうな。嬉しいな!
今月は給料全部吹っ飛ぶ勢いで、この結婚式関係に金を使ったりご祝儀用意したり打ち合わせしたり、祝いの席が終わったら暫く貧乏生活だぜ!と思っていたが、貧乏乗り越えられるくらい、嬉しいです。
……ソフトは来月まで買えないけど……(小声)。
とりあえず、ゲームに興味ないくせにDS持っている妹から、マリオカート借りてみたので暫くはそれをしているつもりです。(妹に本体借りるのはプライドが色々アレだったので、初めてちゃんとDS触った)
泣かされたり、心底笑ったり、懐かしかったり嬉しかったり、結婚式は好きだ。
感情がゴロゴロ動きまくる。
彼女が幸せなのが、私も幸せでたまらんよ。
残念ながら二次会で素敵な男性とは知り合えなかったけど(笑)、それでも、素敵なDSも手に入れたし、餃子も美味かったし、三次会で友達も出来たし、10何年かぶりに会った小学生時代の同級生ともまた仲良くなったし、いやぁ、いい会だったな。
延々と書き続けて、結局DS貰ったのが嬉しかったと、それだけかい。という内容ですな。
軽い財布を抱え、次の給料日まで頑張ります。
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