先日、某所で某DVDを発見。
世界の珍しい虫をトーナメント制で闘わせるというもの。実況付き。
ついつい足を止めて、デモ映像を延々と見てしまった。5試合くらい見たのかな。
国産カブトムシVSタランチュラ
オオスズメバチVSなんとかムカデ
なんとかカマキリVSなんとかサソリ
とか。
……虫嫌いには拷問だろうし、珍しい虫が好きな人にとっては、貴重な虫がどんどん死んでいく悪夢のような映像だと思う。が、私は相当心を惹かれた。
自分は虫の死体、苦手。
本当に苦手。
なのに闘う虫、凄いと思った。
全く針が刺さらないのに闘争心を失わずにひたすらムカデに挑んで、少しずつ動かなくなるスズメバチとか。早々に逃げようとするカブトムシの後ろから巻きつくクモの足とか。お互いの体を絡ませてはさみ合っているカマキリとサソリとか。表情が無いし血も流れないから、余計に淡々と見れた。
あのDVD、欲しくないけど、買うつもりはないけど、最後まで見たいな……。
この一週間、常に頭のどこかでそんなことを考えております。
そういえば私、「寄生」って単語、凄く好きだった。目で見るのは凄く嫌いなのにね。冬中夏草とかの、「捕食寄生」の形が凄く、心を疼かせる。ちょっと餌を貰うんじゃない、共生の寄生じゃない、宿主そのものを最終的に殺してしまう寄生が、好き。というか惹かれる。
本物を見た瞬間は吐きそうなほど怖いのに、どうしても「見たい」って気持ちが消えない。あと食虫植物の図鑑を見るのも好きな子供でした。歪んでるのか。
……そういえば去年、青い薔薇やパンダを見に、某様たちと東京行った時も科学博物館?の寄生虫コーナーに釘付けになったなぁ……。あぁ、あそこ、もう一度行きたい。行って、ゆっくりゆっくり、吐きそうになりながら沢山の標本を見たい。
自分のこういう感覚って、どうもコントロールできないです。死体、苦手なはずなのに。セミの死体を見つけた日には、場合によっちゃ遠回りしてまで避けるのに。
いつか、目黒の寄生虫博物館に行ってみたいです。
誰か、一緒に行ってくれる人、大募集中。博物館内で私がぼーっとしていても気味悪がらない人限定で……。
(とは言っても、私の求める感覚は、そこには無いような気もするんだよなぁ……私が欲しいのは、むしろこのDVDのような、もっとドロドロしたサッパリ感??なんだと思う。博物館は「乾燥」しているような気がする)
ところで、たまに日記に登場する、最近ちょっと好きな男の子、M氏。
暫く前に、カマキリが死ぬと腹からハリガネムシが出てくるよねー!!!という話で大いに盛り上がりました。う、こんな話が出来る男性は貴重かもしれない……ドキドキ(こんな話が出来る女性は、もっと居ない)
……と、ここまで考えて段々気持ち悪くなってきたので(勝手だなぁ!)、そろそろやめときます。
気持ち悪くなるのに、何故、こんなに惹かれるんだろう、本当勘弁してくれ。
あぁ、あれと同じだ。怖い話。凄く怖がりな癖に、たまに凄く見たくなる。
心霊写真特集とか、目を細めていつでも閉じれるようにして、深夜に泣きながら見に行く。
複雑だねぇ、人間。
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